配信者のための認証セキュリティ
大阪南港ATCを拠点とした、講演やセミナーなどの収録配信・映像音響オペレーション、及び会員制動画配信サイト構築サービスを行う、マルチメディアプレゼンテーション専門「レザネイ」代表の渕上です。
こちらのブログでは、企業内インハウス(内製)でリアルセミナーやウェビナー、ピッチイベントやトークショーを開催したり、動画活用をされていこうとしている方々、また動画配信技術に興味がある方々に、各種有益な情報を発信しております。
今回は、動画配信者がYouTube、Facebook、Zoomなど、配信プラットフォームに入るためのアカウントをどう守るか、のお話です。
インハウス担当としては自社の、配信業者としてはクライアントのSNSアカウントを預かることも多いと思います。そんな大切なアカウントが悪意あるクラッカーに盗まれて、乗っ取りにでもあったら。。
怖いですよね。。
そんな万一を無くすために重要な「3つ」のすぐ出来るセキュリティ対策をお伝えします。
私、レザネイ代表渕上は、以前ITセキュリティの上場企業に勤めていて、情報セキュリティの国家試験にも通った程。是非、参考にしてみてくださいね!
2段階認証を使う
おうちの玄関も、今は鍵が2個ついていたりしませんか?
そうです。突破しないといけない壁が2つもあるだけで、泥棒の心理としては、「めんどくさいな。他に行こう」と思うものなんですね。
パスワードだけで無く、携帯電話のショートメッセージに数字が送信され、それを入れないとログインできないサービスも増えてきましたが、設定する必要があるなら、積極的に設定しておきましょう。
ちなみに、レザネイおすすめは、スマホに認証アプリを入れておいて、生成された数字を入れるやり方。
「Google Authenticator」をApp Storeで
Google 認証システム機能を利用すると、ログイン時に 2 つ目の確認手順が追加されるため、オンライン アカウントのセキュリティをより一層強化できます。パスワードに加えて、スマートフォンの Google 認証システム アプリによって生成されたコードも入力する必要があります。 確認コードは、ネットワークやモバイルデータに接続していなくても、スマートフォンの Google 認証システム アプリで生成できます。 • 認証システムのコードを Google アカウントと複数のデバイス間で同期。これにより、スマートフォンを紛失した場合でも常にコードを利用できます。 • QR コードによる認証システ…
2 段階認証を有効にしてアカウントを不正使用から保護できます。
こういうのですね。
各サービスによって設定方法は微妙に違うのですが、大体QRコードを読み取って登録する形が多いです。
参考までに、Facebookでのやり方を貼っておきますね。
まとめ
スマホアプリと連動した2段階認証を取り入れる
パスワードは長ーい文字を選ぶ
例えばですが、一辺が5個のブロックで出来たルービックキューブと、100個のものではどちらが難しいか、すぐ分かりますよね?(僕は5個のやつも解けませんが。。)
パスワードも文字数が少ないと、総当たり攻撃で簡単に解けてしまう可能性があるんですね。
上記の表によると、英小文字だけ7文字までのパスワードは「一瞬」で解ける、とあります。
現在生成AIがパスワード解読に用いられ始めているため、さらに解読時間は短くなる傾向にあります。
「いや、覚えられへんがな」
そうですね。。だったら、
「Fuchikamihanihonde2banmenisugoi!」
というように、意味のある日本語をローマ字にしたものでも良いと思います。極端ですが。
よく、「パスワードを付箋に書いてPCのモニターに貼るな!」と言われますが、覚えやすい短いパスワードを設定しまうよりはるかにマシだと思います。
また、昔は「パスワードは定期的に変更しましょう」と言っていましたが、不要です。そんな努力をするよりも、パスワードを長くしましょう、ということですね。国もそう言っています。
まとめ
パスワードはできる限り長くする
パスワードは使いまわさない
みなさん、SNSなどのWebサービスで、同じパスワードを使い回していないですか?
これ、結構危険です。
マンションで全戸同じ鍵の形状、とか絶対嫌ですよね。
ひとたびパスワードが漏洩すると、それがログインIDと一緒にブラックマーケットに出回り、同じパスワードを設定しているアカウントは、軒並みやられていきます。
先ほど、パスワードは定期的な変更は不要と言いましたが、パスワードが漏れたと分かったら話は別です。特に同じパスワードのものは全て速やかに変更していきましょう。
「いや、サービス毎にパスワード変えるとか、覚えられへんがな」
はい、そうですよね。だったら、
「Fuchikamihanihonde2banmenisugoi!A」→登録するサービス名の頭文字がAの場合
「Fuchikamihanihonde2banmenisugoi!B」→登録するサービス名の頭文字がBの場合
という形でも良いと思います。
とにかく、人間に負荷をかけない、確実な運用を心がけるべきなんですね。
まとめ
サービス毎に一定のルールでパスワードを(ちょこっと)変える
いかがでしたか?
せっかくクォリティの高い動画配信をしていても、セキュリティを破られては元も子もないですね。
セキュリティも品質のうちだと思います。頑張って悪の勢力から配信環境を守り抜きましょう!
エイエイオー!!